歯内療法の種類について
2021年2月10日
皆さんこんにちは。
大塚デンタルクリニックです。
当院が専門に行っている歯内療法には、いくつかの種類があります。
今回はそんな「歯内療法の種類」についてわかりやすく解説します。
歯内療法では、必ず歯の神経を抜かなければならないというわけではありません。
歯髄に細菌感染が起こっていなかったり、歯髄炎の症状が一時的なものであったりする場合は、できる限り保存に努めます。
その際、行われるのが「生活歯髄療法」です。
細菌によって侵された神経を取り除く治療です。
一般的に「神経を抜く」と表現される処置です。抜髄処置を行ったのち、感染根管治療へと移行します。
感染根管治療とは、むし歯の進行などによって、歯の神経や細菌感染を引き起こした症例に適応される治療法です。
いわゆる「根管治療」がこれに当たります。
根管内の感染物を専用の器具や薬剤を用いて、徹底的に除去します。根管内が無菌化されたら、処置は完了です。
再根管治療とは、文字通り根管治療を再び行うことです。
最初の治療が不適切であったり、治療後のケアが不十分であったりすると、「根管内で再び感染」が起こります。
その際、装着している被せ物や充填物は、取り外さなければなりません。
根管内の無菌化が達成されれば、新しく被せ物を製作して装着します。
ちなみに、今現在受けている根管治療で症状が改善しない場合に、他院で改めて行う根管治療も「再根管治療」と呼ぶことがあります。
歯内療法外科とは、「歯肉を切開」して、外科的に根管内の病変を取り除く治療です。
通常の感染根管治療では症状の改善が見込めないケースに適応されます。
あるいは、どうしても「被せ物などを外したくない」というケースでも、例外的に歯内療法外科を適応することがあります。
このように、歯内療法には根管治療以外にもいくつかの種類があります。
歯内療法専門歯科医院の大塚デンタルクリニックであれば、さまざまな症例に対応することができますので、歯の根の症状にお困りであれば、当院までご相談ください。